育児ノイローゼの症状

育児ノイローゼとひと言で言っても、その症状は様々ですが、特に多いのは、情緒不安定になることです。元気がなくなり感情がなくなって、うつろな目つきになったり、日常生活に何も興味がなくなったりします。逆に、ちょっとしたことで急に泣き出したり、怒り出したりします。つまり、感情が自分でコントロールできず、突然、様々な感情があふれ出してしまうのです。
育児ノイローゼとまでは言えなくとも、ほとんどの出産後の女性が、何らかの形で感情に変化が出て、イライラしたり、怒りっぽくなったりすることはあるようです。それが進むと育児ノイローゼとなっていくのです。
育児ノイローゼは、睡眠障害との関係もあります。2〜3時間おきのミルクに頻繁なオムツ替え等、赤ちゃんは昼夜を問わずに訴えます。ただでさえ睡眠時間が削られる上に、眠り自体が浅くなったり、眠れなくなったりし、育児ノイローゼを悪化させます。
育児ノイローゼは、お母さん本人のつらさに加え、赤ちゃんに対する虐待などの深刻な事態にもつながりかねませんので、早めの対処が必要といえるでしょう。

育児ノイローゼの要因と予防

育児ノイローゼは誰にでも起こりえます。2〜3時間毎の授乳をはじめ、育児に休みはありません。また、赤ちゃんは、何かを訴えるには泣いたりぐずったりするしかありませんので、お母さんはどうしてよいのかわからずにイライラが募ることもめずらしくありません。赤ちゃんと2人きりで長時間過ごし、社会から遠ざかったような孤独な気持ちを抱える毎日が繰り返される・・・、こうした環境が、育児ノイローゼの大きな要因となってきます。
育児ノイローゼを予防するには、まず、育児環境の改善を考えることが必要であり、孤独や不安を抱えるお母さんを心身ともに支えてあげることが重要です。
育児ノイローゼを生み出す環境は、周囲が少し気を使ってあげることで、かなりの改善ができます。育児の大変さをねぎらう、子育ての大変さや悩みを聞く、それだけで、お母さんの気持ちにかなりの変化が期待できます。物理的に手伝えなかったとしても「大変だね」「よくがんばっているよ」という声をかけることが、育児ノイローゼ予防の第1歩となるのです。

育児ノイローゼの相談機関やサイト

育児ノイローゼは、「母親の自覚や責任」によって解決できると考えるのは危険です。「母親の責任」という重石が、より育児ノイローゼのお母さんを追い詰めることになってしまいます。
育児ノイローゼは誰にでも起こりうることなのです。一人で悩まず、また周囲も孤独に悩むのではなく、他者に相談しましょう。
今は、インターネットで育児ノイローゼに関する相談サイトや育児に悩む人同士のサイトが多くあります。身近な人よりも、知らない人の方が相談しやすいかも知れませんし、ネットであれば、忙しい育児の合間にアクセスしやすい利点があります。
また、育児ノイローゼだけにとどまらず、女性の抱える様々な問題に理解を持っているカウンセリング機関もあります。東京であれば、「まつしま病院(03-3653-5541)」(江戸川区)で、女性向けのカウンセリングを行っています(託児所あり・要予約)。子育てに関するサロンなどもあるようですので、お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。(病院も改築したばかりなので、キレイで明るい場所ですよ)。


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