3種類のしらみ

人につく、しらみは3種類あります。1つは、頭しらみ(アタマジラミ)です。頭しらみは、体長が1,2ミリほどの、ゴマ粒くらいの小さい昆虫です。拡大写真を見るとよく分かりますが、頭しらみに羽はありません。ですから、通常はどこからか飛んできて付着するということはありません。色は、灰白色または黄褐色です。
人間につく別のしらみは、毛しらみ(ケジラミ)です。毛しらみは、ほとんどの場合、性的な接触によって移ります。女性の方なら、産婦人科クリニックで診てもらうとよいでしょう。毛しらみは、ひげ、下腹部の陰毛やわき毛につくことが多いですが、まつ毛につくこともあります。この毛しらみを拡大写真で見ると、体長が短く,小さなカニのような形をしていることが分かります。そのため、別名カニジラミとも呼ばれています。
もう1種類は、衣しらみ(コロモジラミ)と呼ばれるものです。この衣しらみは、頭しらみや毛しらみとは違って、人に寄生することはありません。皮膚の近くの衣服に寄生します。そして,養分を取るのに人体の表面に入り込むしらみです。コロモジラミの場合,不潔な環境の中で暮らしている人たちの間に見られることが多いです。

しらみはどのように移るのか

しらみは、不潔にしていることの証拠だと考える人がいますが、これは誤解です。むしろ、頭しらみは、清潔な環境を好みます。ですから、きれい好きで、頻繁に入浴している人にも寄生することがあります。
このしらみの広がりは、日本に限らず、世界的なものです。たとえば、アメリカの保健当局は、アメリカでは毎年600万人〜1,000万人程の人が、頭しらみの被害に遭うと見ています。この日本でも最近は、増加傾向が見られます。
しらみはどのように人から人へ移るのでしょうか。しらみは羽がありませんから、飛んだり跳ねたりすることはできません。ですから、シラミが移る主な要因は、宿主になった人との直接の接触といえます。その多くは髪と髪の接触と言えるでしょう。ほかにも様々な方法で頭しらみは移ることがあります。たとえば、くし,ヘアピン,スカーフ,帽子,はち巻き,タオル,ヘッドホン,水泳帽などです。ですから、こうした他人が頭に着けたものを借りるという行為は避けるのが賢明でしょう。

駆除方法

しらみによる主な症状は,かゆみです。頭がちくちくして,かゆくなり,赤くはれあがることがあります。もし子供がいつもよりも頭をかいているなら,調べてみるようにお勧めします。シラミは素早ですし、すぐに隠れますので,しらみそのものよりも、卵を探すといよいでしょう。もし卵があるなら,髪の根元に付着しています。その際には拡大鏡を使用するとよいでしょう。
卵が見つかったなら、どのように駆除することができるでしょうか。病院で処置してもらうこともできますが、もししらみを殺すことのできる特別なシャンプーやクリームが手に入るなら、それを使用することができます。そして、見つかった人だけでなく、家族すべてがその処置をすることをお勧めします。そうすることは、更なる被害を防ぐ予防策になります。
また、寝具類や衣服など家族それぞれの持ち物にも注意を向けましょう。それらをよく洗うか消毒し,その後シラミと卵を完全に殺すために20分以上乾燥機で乾かすことが必要です。カーペットなども洗う必要がありますが、もし洗うことができない物ならば,シラミや卵を除去するために念入りに掃除機をかけるようにいたしましょう。

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